チベットNOW@ルンタ
ダラムサラ通信 by 中原一博
2017年5月5日
ボラで新たな焼身 155人目
ボイスオブアメリカ( VOA)によれば、5月2日、アムド、サンチュ、ボラ(བླ་བྲང་བསང་ཆུ་རྫོང་འབོ་ར་ཞང་甘粛省甘南チベット族自治州夏河県ボラ郷)で1人の男性が焼身を行ったという。ボラは現在厳戒態勢が敷かれているという。複数ソースによる確かな情報と判断されるが、当局の情報統制が厳しいと思われ、焼身者の生死、身元などの情報は今のところ入っていない。
ボラ僧院のあるボラは2012年から13年にかけ焼身抗議が連続した場所である。
参照:5月3日付 VOA 英語版 http://www.voatibetanenglish.com/a/3835866.html
筆者プロフィール
中原 一博
NAKAHARA Kazuhiro
1952年、広島県呉市生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。建築家。大学在学中、インド北部ラダック地方のチベット様式建築を研究したことがきっかけになり、インド・ダラムサラのチベット亡命政府より建築設計を依頼される。1985年よりダラムサラ在住。これまでに手掛けた建築は、亡命政府国際関係省、TCV難民学校ホール(1,500人収容)、チベット伝統工芸センターノルブリンカといった代表作のほか、小中学校、寄宿舎、寺、ストゥーパなど多数。(写真:野田雅也撮影)